小森です。
長い距離を走る時に何を考えていいのか分からない・・・ なんて言っている人は練習効率が悪い・・・ 改善しましょう。
チームメンバーのつぶやきです。
「長い距離を走る時に何を考えていいのか分からないから苦手です」
なんて言っちゃったりしてます。
まぁ、正直気持ちはわからないでも無い。っていうのも、僕もランニングを始めた頃は走っている最中、何を考えていいのか分からなかったからです。
何を考えていいのか分からないと息苦しさや脚の痛みとか・・・ そういう疲労感が襲ってくるので正直つらいと思います。
だけど、本来、ランニングをする時には考える事がいっぱいあるし、考えて走るべき。
練習で走る時は、自分がその練習の目的に沿って正しく走れているのかをチェックしながら走るべきだし、レースであれば、ゴールに向かって最善のプロセスを考えながら走るべき。
そういう事を考えながら走ると「何を考えて良いのか分からない」なんて事にはならないはずです。
練習中に意識する事。
ランニングでの練習の場合、練習の目的によってペースは変わります。
設定した目的を達成する為にはペースを維持する必要があります。ペースを維持する為には、時計を見ながら走って自分の状態を把握する事が大事。
時計を見ながらペースを計算して走る・・・、これだけで結構頭の中はいっぱいになったりするので忙しいです。
僕の場合、練習中に意識するのはペース配分とフォーム。
最近はペース配分については自然に意識するようになったので、どちらかと言うとフォームに意識が行ってます。
・腕振りはできているか?
・肩甲骨は動いているか?
・ピッチは適正か?
・上半身は前傾できているか?
・着地はフラットにできているか?
・足はまっすぐ前を向いているか?
ぱっと考えただけでもこれだけの事はチェックしながら走ってます。一歩毎に全部を意識するのは無理なので距離ごと時間ごとに分けて考えてはいます。
他にも心拍数とか走った距離とか時間とか・・・ 考える事は沢山あるので、「何を考えて良いのか分からない」状態にはまずなりません。
逆に言えばこういう事を考えずに走っちゃうと「ただ走っているだけ」という状態になりかねないし、そうなったら確実に練習効率は半減します。
考える事は疲れるかもしれないけど、せっかく練習するのなら効率良く練習したいところです。
レース中に考える事
練習中に考える事とレース中に考える事を分けて考えてみたけど、結局練習中だろうとレース中だろうと考える事は大体一緒でペース配分については絶対考えます。
ただ、練習中に考えるペース配分は練習の目的を達成する為のペースを維持する為。
それに対してレース中に考えるペース配分は最後まで走り切る事だったり全力を出し尽くす事、場合によってはライバルを抜く為の駆け引きの為に考えます。
人によって違いは有るかもしれないけど、基本的には最後まで同じペースで走り切るのが一番記録を狙いやすいそうです。
距離が長くなるほど、最後まで同じペースで走るのは難しくなります。
最後まで同じペースで走る為にはペース配分が大事。前半で飛ばしすぎないようにする事、上りはスピードを控えて心拍数を抑える事、下りでは脚への負担を減らす為にスピードを上げ過ぎないようにする、etcetc。
レースはレースで考える事は沢山あります。
何も考えずに走ってしまうと後半失速してしまう、って事になる可能性が大きい。
失速すると心が折れて最後まで頑張れない、っていうパターンも十分にあり得るのでペース配分ってすごく大事です。
それまでの練習の成果を発揮する為にも・・・、駅伝ならチームメイトの為にも、最後まで走り切る事はすごく大事な事です。
「何を考えて良いのか分からない」なんて言わずに、目標に向かって最善の走りを考えながら走って欲しいな、と思います。
小森
投稿者プロフィール

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2016年4月よりランニングを開始。
33歳からのスタートでどこまで行けるのか!?
【自己ベスト】
10Km 43:48 鈴鹿サーキット
ハーフ 1:34:27 お伊勢さんマラソン
フル 3:48:45 富山マラソン
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