【前回の記事はこちら】→【解説】フォアフット走法を習得するトレーニングVol.1

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小森三紀子です。

第71回福岡国際マラソンで3位という素晴らしい記録を叩き出した大迫傑選手のフォームは、爪先で着地&蹴り上げるフォアフット走法です。

一般的なランナーのフォームは、フォアフット走法よりもヒールストライク走法が圧倒的に多いです。

しかし人間本来の走り方としてはヒールストライクは適していません。

詳しくはこちらの記事で→フォアフット走法は本当に良いのか?


なぜヒールストライクになる?

人間本来の身体の構造としては間違っているにもかかわらず、なぜヒールストライク走法が主流になってしまうのか。

その理由としては靴、ランナーならランニングシューズが大きな要因であると言われています。

ランニングシューズと衝撃吸収

ランナーにとってのランニングシューズというのは、現代人にとって走るために欠かせないアイテムです。

ランニング中の地面からの衝撃を吸収し、ランナーの身体を守ってくれる役割を果たしています。

例えるなら武士で言う甲冑とか、脚の鎧みたいなもんですね。


脚を保護しながら快適に走るためにランニングシューズを履くこと自体は良いのですが、ここに現代ならではの要因が加わることで負の効果が働いていると私は考えています。

そんな現代ならではの要因とは、アスファルトやコンクリートで舗装された硬い路面が増えたことです。


マラソン大会のコースの多くは公園や市街地などアスファルトの上を走りますよね。
ランナーのトレーニング場所もまたアスファルト歩道が主流です。

硬い路面を走る行為は地面からの反発が強く、関節や筋肉へ大きなダメージを与えます。

一般的なランニングシューズは着地の際に地面から受ける大きなダメージを軽減すべく、クッション性の高い衝撃吸収に優れたソールが求められています。


無意識に踵から着地が出来てしまう恐怖

衝撃吸収に優れたソールの厚いランニングシューズを履いていると、踵から着地しても痛みや衝撃が和らぎます。

それによって本来の人間の身体の構造上無理な姿勢、つまり踵からの着地が自然にかつ容易に出来てしまうため、私達は無意識に踵から着地するヒールストライク走法になってしまうのです。

便利な発明に頼りすぎて、人間本来の走り方である爪先での走りを忘れてしまうわけです!



「衝撃吸収してるなら別に良いじゃん」と思うでしょ?

もし100%地面からの衝撃を吸収して完璧に脚を守っているならば、ランナー膝のような故障は生まれ無いはずです。

つまり、衝撃吸収してもそれは完璧ではないってこと。

衝撃そしてダメージは確実に脚に伝わり、酷い場合にはランナー膝と呼ばれる痛みを発症してランニング自体が不可能となります。


ヒールストライクになる要因を知る

フォアフット走行習得のためにトレーニングを始める前に、まずヒールストライク走法になる原因を知ることが大事になります。

なぜなら、これを知っておかないとフォアフットを習得してもすぐにヒールストライクに戻ってしまう可能性があるからです。

では、なぜヒールストライク走法になるのか?

以下2つの原因についてまとめてみたいと思います。


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◆ランニングシューズのソールが厚すぎる
ランニングシューズのソールは爪先から踵になるにつれて厚みが増していく構造をおり、ソールに厚みがあるほど足裏が地面と離れてしまう。

とくに初心者またはファンラン向けのランニングシューズに多い、やたらソールの分厚いランニングシューズはヒールストライクになりやすいです。

このソールがアスファルトなど硬い路面の衝撃は吸収してくれるおかげで、ランナーは遠慮なく踵から着地できてしまいます。

皮肉な事に、踵から着地したほうがバランスが取りやすくいし早く地面に脚が届いてしまう感覚になるんですよね。

しかし、どんなに優秀なソールで衝撃を吸収したとしても、踵着地は膝へダメージを与えます。

その日に身体が受ける負荷が大きいか小さいかというだけの話です。



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◆足の裏全体を使った走り方が出来ていない

フォアフット走法を習得してから実感するようになりました。

踵から着地すると、無防備というか・・・ただ地面に脚を置いてるっていう感じで走っていた気がします。

でもフォアフットで走れるようになってからは、

「爪先で地面を捉える→土踏まずで身体を支えてバランスをとる→爪先で地面を蹴り出す」という一連の流れが意識できるようになりました。



まとめ

今回は、ランナーの多くがヒールストライク走法になってしまう原因についてまとめました。

その大きな要素としては、ランニングシューズのソールが影響を与えています。

現代ならではの舗装された硬い路面でも走りやすいとように、と開発されたにもかかわらず人間本来の走り方を忘れさせる原因になると思うと、なんだか複雑ですよね。


さて、次回は私達夫婦が挑んだフォアフット走行のトレーニングについて紹介したいと思います。

お楽しみに♪

小森三紀子

投稿者プロフィール

小森 三紀子
小森 三紀子
2016年4月から旦那に連れて行かれランニングを開始(笑)
今はフルマラソンでサブ4.5を目指してトレーニング中♪

【自己ベスト】
ハーフ 2:10:45
フル  5:01:29